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【一発合格!】勉強時間を短縮する1級電気工事施工管理技士の攻略本

1級電気工事施工管理技士の勉強時間は、やはり個人の差もあるため一概には言えませんが、どのサイトでも最低100時間・2ヶ月〜と言われています。当サイトの運営者は有料講習を受講した上で、所属していた教育担当がまとめた出題傾向をもとに勉強したので約50時間ほどで合格できました。しかし、それでも1ヶ月ほどは昼休みや隙間時間を使っていたので一筋縄ではいかないと実感しています。

ここでは、令和6年度の一次・二次試験合わせて一発合格を果たした運営者が、勉強すべきポイントやコツを紹介しています。

目次

1級電気工事施工管理技士:一次試験の概要

一次試験は午前の部・午後の部に分けられ、以下の表のように8つの分野から出題されます。※令和6年度より試験内容が改定となりました。以下の表が最新です。

分野出題数解答問題数方式合格条件
午前の部電気工学6問:No.1〜66問(必須)四肢択一
電気設備6問:No.7〜12
32問:No.13〜44
4問(選択)
14問(選択)
関連分野8問:No.45〜525問(選択)
設計・契約関係2問:No.53・542問(必須)
午後の部施工管理法(応用能力)6問
No.55〜60
6問(必須)五肢択一50%以上
施工管理法7問
No.61〜67
7問(必須)四肢択一
工事施工9問
No.68〜76
6問(選択)
法規13問
No.77〜89
10問(選択)
89問60問36問以上

合格には、応用能力50%以上を含む60問中36問以上の正解が必要です。応用能力以外は、分野ごとの正解率が合格条件には該当しないため、得意な教科で点数を稼ぐことが重要となります。

一次試験の効果的な勉強法

1級電気工事施工管理技士は、過去に出題された問題を少し変更して出題される問題が多いです。そのため過去問を覚えるだけでそれなりの点数には近づくことができるため、主に必要な勉強道具は、

  • 参考書となる「テキスト」
  • 過去問

があれば十分と言えます。では、どこを中心に勉強したらいいか、これまでの試験の傾向を見ると、3年前(今年は令和7年なので令和4年度)から出題される問題が多いです。

ざっくりとではありますが、令和6年度と令和3年度を比較してみると全体の30〜40%が類似した問題が出題されています。それ以外の過去問でも3年前の過去問から出題されているものが多いため、令和7年であれば令和4年の過去問に出題された問題を手厚く勉強することで合格率が高まる可能性は十分にあります。

また、法規は過去問を含めても問題数自体が少ないためか、毎年複数の問題が少し文章を変えて出題されています。13問のうち選択10問と合格範囲(36/60)のしめる割合が高いので、こちらも重点的に勉強しましょう

3年前から30%の18問+法規10問+他過去問から10=38問

令和7年もこの法則に当てはまる確証はありませんが、運営者はこのスタイルで令和6年を合格できました。反対に、1年・2年前の過去問の出題数は少ない傾向があります。過去問題に挑むときは、最低でも2年前の問題を繰り返しやっていくといいでしょう。

ちなみに、一次試験の合格証には科目ごとの正解率が記載されています。運営者は計算問題が大の苦手だったため、余った時間を計算問題に当てましたが6問中0問と散々な結果でした。しかし、他の科目で正解を積めたので合格に繋がっています。

二次試験の勉強時間は?

二次試験は記述問題がほとんどです。勉強時間は一次と同じく100時間ほどと言われていて、一日1時間とすると約3ヶ月の勉強期間が必要となります。

令和6年度からは試験問題の改定が行われたこともあり、出題方法が明確ではなかったため合格率が例年に比べてグッと下がり約36%まで落ち込みました。また、試験問題の大半を占める「施工経験に基づく工程・品質管理」は明確な正解がなく、またその問題での回答が正解となったのかすら不明です。

例えば、令和6年に出題された問1

次の問A、問Bどちらかを選択して答えなさい。
(問A)あなたの電気工事の経験を踏まえ、施設等が運用中でその制約をうける電気工事において、施工中に発生が予想される工程管理上の問題とその理由を2つ挙げなさい。その上で、必要な対策を問題ごとに2つ具体的に記述しなさい。(一部省略)令和6年二次試験過去問から

正直、まず問題文から何を言っているのか理解するのに時間がかかりました。また、回答用紙はA4サイズで三行ほどしかないので、ある程度言葉をまとめておく必要もあります。

例として、工程管理上の問題と理由を「運用中の配電線路において、該当範囲の電流値が高くBPケーブルを使用した無停電工事が実施できない可能性があった」とすると、「該当範囲の電流値が高く」が問題であり、「BPケーブルを使用した無停電工事が実施できない」を理由とします。

これに対する対策として、かなり省略しますが「電力会社との協議による負荷の分離」と「消費電力が低い夜間での作業を実施」といったように対策2つを回答する問題です。実際には1問に対して6つ記述しなければならないので、結構な時間を使います。

また、この回答がどれほど点数をもらえるかも定かではないため、問3から問5をほぼ完璧に答えられるようにしておかないと、なかなか安心できないという不安もあります。令和7年度は昨年と同様の形式で出題されると予想されるので、対策はしやすいかと思いますが、一次と同様に十分な勉強時間が必要なことは確かです。

有料講習は必要?独学でもいけるのか

結論から伝えると、有料講習は受けた方が自身の合格率が高まるのは確かです。というのも、講習会に参加することで

  • まとまった勉強時間が確保できる
  • テキストでは伝わりにくい解釈の齟齬を無くすことができる

からです。おそらく、1級電気工事施工管理技士に受検する人のほとんどが、すでに電気工事に従事している中堅以上かと思います。業務の中核を担いながら、疲れた体と頭で試験勉強をするのは相当に大変でしょう。もちろん有料講習は費用がかかるため手が出しにくいものですが、もし不合格となってしまった場合は来年もしくは再来年と、受検費用を支払うことや資格取得によるキャリアアップを考えると、決して高すぎるものではないと運営者は考えました。

ただ、独学で合格する望みがないわけでは決してありません。ライフスタイルに合わせた、より堅実な方法を選択するといいでしょう。

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この記事を書いた人

10年以上の電気工事経験のノウハウや知識を皆様に提供しています。
第二種電気工事士・第一種電気工事士・1級電気工事施工管理技士
その他:乙種危険物などの資格所持
SEOライター・コラムライターとしても活動していますので、ライティングのご依頼も受け付けております。

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